人生で3度目のイベント参加
一般参加では数えきれないほど、主に二次創作系のオンリーやコミケに参加しているがサークル参加は3回しかない。
初めてのサークル参加は大学の時、友達とテニプリ二次創作で。売り上げゼロ。無配すら取ってもらえず。
2度目は學展という学生向けのデザフェスのようなイベント。この時はイラスト集やポストカードなどを出して何点か売れ、展示していたクレパス画も何人かに褒めてもらった。
そして今回が3度目。初めてのコミティア。
朝4時起床。
地方勢の朝は早い。顔面を化粧によって整える。久しぶりのフルメイクに手こずる。
6:17館林行きに乗る
金がないので行きは頑張って鈍行で行くことに。更に東武東京メトロパスというのを使うと得ということでこれで北千住まで行き、そこからメトロ縛りで新木場まで向かうことに(しかし後程後悔することに)
館林から北千住まで鈍行で1時間弱かかるのだが冷えたのか猛烈な尿意に襲われる。
殆ど尿のことしか考えられなかった。
北千住でダッシュでトイレへ向かいことなきを得る。トイレの化粧するコーナーの隅で若い女の子が座り込んでスマホいじっててなんか怖い。
日比谷線に乗り換えて築地まで行き、そこから歩いて有楽町線新富町へ行く。
都道?というのか?50号沿いを新富町方面へ歩いていくのだが意外と距離がある。雨の中キャリーケースゴロゴロ引っ張って行くのが結構辛い。
途中コンビニに寄ろうと思うが雨でめんどくさいのでスルーする。
また地下鉄なので階段ばかりなのも地味にキツい。(エレベーター使えば良いんだろうけどエレベーターまで行くのがめんどくさい)
「あれ?もしやこのメトロ縛り結構キツイのでは…」と気付く。
新富町から有楽町線で新木場まで行き新木場からりんかい線で国際展示場まで行く。
新木場から一気にキャリーケース持ったお仲間っぽい人が増えて来て興奮する。
国際展示場到着。
コンビニに行こうと思うが混んでてめんどくさいのでスキップ。どこへ向かえば良いかわからないが人の波についていく。
でかいノコギリが見える。
中学生の時、初めて友達と夏コミに行った時にこのノコギリをうつるんですで撮った思い出が蘇る中年女性。
あいにくの雨だが会場までほぼ屋根が続いているので問題なし。
9時過ぎくらい
会場到着。
所々スタッフの方がいてアナウンスしてくれる親切対応。
特に待ち時間なしに入場完了。
自分のスペースで設営開始。
布をそのまま持って行ったのだが事前にスペースの大きさに折るか切っておけば良かったと後悔。その場でメジャーで測る(メジャー持って来て良かったー)
巡回受付の方に見本誌提出。
めちゃくちゃ緊張してくる。お腹空いてるんだがとても肉巻きおにぎりとかオムそばとかガッツリいける精神状態じゃない。ここでコンビニに寄らなかったことを後悔。かと言って自分のスペース離れてコンビニまで行くのもなんだかめんどくさい…
とりあえずグミを食べる中年女性…
開場間際、シャッターが開け放たれる。
どうやらこのシャッターから一般入場らしい。
めちゃくちゃ寒い。「え、これ一日中開いてんの?」と俄かに不安になる。念の為に携帯用のダウン持って来て良かった…
開場前から近くのサークルはちらほらお客さんが来ていて焦りのようなものを感じる。
開場。
すごい熱気だ…そして我がサークルを通り過ぎていく人々…あかん…これ正夢になるかも…(前々日に一冊も売れない夢を見た)胃が痛い。
現実逃避にタブレットで次回作のプロットやったり算数の問題解いたりしていたらなんと!
我がサークルにもお客様が!!!!!!
3種類1冊ずつ買ってくれる方も!!!!!
嬉しい!!!!!コミティア!!!!!
テンパりすぎて自分の本の値段がわからなくなって計算できなくなりました!恥ずかしい!
とにかくありがとう!!!!!という気持ち。
13時頃、トイレに行きたくなったので離席。
見本誌コーナーをちょろっと見る。
宝探し感があって楽しい。
こうやって見ると世の中にはこんなにも沢山、何かを表現したくてそれを形にしたいという熱い思いを持った人たちがいるんだなと心強くなった。
SNSで繋がってる人がいないからといって私は一人ではないし孤独ではないという確認ができた。
少し目当てのサークルさんをみて欲しかった本を2冊購入。藤想先生の「除肉階の娘」と寺田大熊猫楠先生の「身体はひとつ心はふたつ」
藤想先生の本は前から何か読みたいと思っていたので嬉しかった。やっぱりセンスが抜群の方だなぁと思った。言葉のセンス、造形のセンス、絵作りのセンス。どれも凄い。主人公の女の子なんで関西弁だったんだろ?
寺田先生の本もSNSで見て、欲しいなと思ってたので手に入って良かった。4コマの作品を読んだ時も思ったけどこういうアイデアを私は思いつけないから凄いなぁと思う。プロの人ってやっぱり引き出し方が私ら素人とは違う。セックス中のマフユの顔好き。シャム双生児って結構衝撃的な題材なのに淡々と穏やかに話が進み終わるのも心地良かった。爽やかな読後感。
他にも気になるサークルさんがあったがあまり時間もないので自スペースへ戻る。
その後も何人かの方に買っていただいて嬉しかった!!買わなくてもパラパラと見てくれただけでも嬉しい。
手に取ってくれた時に何か話しかけるべきなのか?昔、専門学校でポートフォリオの展示会に参加した時、外部の人が自分の作品見てたら積極的に話しかけて売り込め!と言われたから売り込もうと話しかけたら「時間ないから結構です」と言われてすごすごと退散したのを思い出したので何も話しかけなかった。正解はわからない。
なんやかんやで15時過ぎ。客足もまばらになって来たし何より疲れたしお腹も空いたので撤収。
ビッグサイト内のローソンでおにぎりでも買おうと思ったらみんな売り切れ。棚スッカスカ!そうだった。イベント自体久しぶりすぎて忘れていたがイベント時ってこうなるんだよな。
空腹で倒れそうになりながら帰路に着く。
疲労困憊で北千住まで辿り着き駅内のファミマで赤飯のおにぎりを買う。東武東京メトロパスを使っていたので特急券だけ買ってリバティで帰宅。リバティ快適〜〜〜〜特急で食べる赤飯うまい(本当はおこわのおにぎりが食べたかった)
次に参加するときは絶対に行く途中で昼ごはんとおやつを買っていくことを心に誓う(飲み物は家から持って行った)しかし入院する時もおやつは絶対忘れない私がおやつ忘れるなんて…入院より緊張してたんだな…
持っていけば良かったもの
おやつ
お昼ご飯
除菌シート
↑除菌シートはスペースの机を拭く用。結構汚れていた。
日曜に朝から晩までワンオペ二人育児を買って出てくれた夫には感謝しかない。また義父義母もそんな夫に「うちに来て子供遊ばせなよ!」と声をかけてくれて本当にありがたかった。今回のコミティアに参加できたのは周りの協力のお陰で私一人で頑張ってもどうにもならなかったと思う。本当にいろんな形で愛されているなと感謝した。
ちなみに義父がドキュメント72時間のコミケ回?(ってのがあるの?)見たらしく「俺はあれ半分くらい見たからコミケには詳しいんだ!ほらあなちゃんは何冊売れたんだ?一冊売ってくれ!」と言っていたらしいが絶対よく分かってないしそもそも私が出たのコミケじゃないし3冊中2冊にちんこが登場するし一冊は普通に成人向けBL漫画なので身内には絶対売れないです!
コミティア本当に素敵な空間でした。とりあえずあと一回出て今回の漫画の続きを出したらしばらく漫画とは離れるつもりだったけど月1ページくらいのペースで続けて何年かに一回参加するとかなら続けても良いのかなとちょっと思いました。お金はかかるけど。
反省点としては手に取りやすい価格のグッズを用意しておけば良かったかなという点。次は今まで描いたイラストからポストカードでも作りたいな。
あとこうやって現実にお客さんと接するとなんかこう…SNSであんまり我を失った恥ずかしい発言をしたり憎しみに支配されて暴言吐くのはやめようと反省しました…