先日28ページの漫画を完成させて人生で初めて投稿しました。シュールでアーティスティックな作風の作家さんも多く連載しているウェブ媒体への公募です。
まず反省点から
・絵が雑
ラフで力の抜けた線画にベタの効いた印象的な絵作りに憧れてそのような作画を目指したが後半はただ雑な絵になってしまった。ベタがくどい。
逆にもっとしつこくクオリティを高める努力をするべきだったのでは?執念深く描き込むべきだったのでは?というコマもある。一貫性がない。
・ストーリーの繋がりがわかりづらい
プロット〜ネーム段階での検討不足。特にネーム段階での通して流れを確認する作業が不十分であったように思う。
・主人公のビジュアルに一貫性がない
作画の前にキャラクターを慣れるまで描くなり、キャラクター案を手元に置くなりした方がいい。作画が安定していない。
・内容が個人的すぎる
全体的に独りよがりな意見の押し付けになってる。自分とは異なる立場の人間に思いを馳せることが必要。己の人間性の未熟さ、倫理観の低さが露呈した。大変恥ずかしい。
と、反省すべきことばかり。
良かった点
・予定より早く仕上げられた
時間がないと焦ってからのペース配分や隙間時間の使い方が良かった。それを常にできると尚良い。二人ワンオペ育児しながらにしては良くやった方である。
・所々で印象的な絵がある
扉絵や23〜25ページの流れはなかなか良かった気がする。ポストカードにしても遜色のない絵というのが描けていた。全ての作画が悪いわけではない。
・次回作への布石ができた
今回の作品は本当に描きたくて温めていた作品の前日譚として描いた。その機能は果たせた。
良い点は大切に伸ばしていきたい。
今後気をつけるべきこと
・拡大と縮小
無印iPadで書いているとワークスペースが狭く細かい部分が疎かになる。出力サイズでの確認作業をこまめにやっていく。同時にページ全体のバランスも確認するのを忘れずに。
・プロット〜ネーム段階での流れの確認
できる限り読み返して流れに不自然さはないか確認し適宜修正。可能なら誰かに読んでもらえれば良いが…また頭の中の絵を実際に落とし込んだ時にイメージとの乖離が起こる。ネーム段階で細かい部分まで作り込んで、ページとして見た時と、通して読んだ時に、違和感がないようにする。
・ベタを安易に使わない
背景に困るとベタで誤魔化していたのでベタ以外の引き出しを用意しておく。
・画力
ラフな絵こそデッサン力が必要だと痛感した。構造物も自然物も写実的には書けなくてもそれなりに、それらしく描けるようにする。もっと漫画を描くこと。省くところは省き、描き込む所は描き込むその緩急を身につける。その為にももっと描き、好きなタイプの絵をもっとよく観察する。
といった感じでしょうか。
今後の展望
・応募作の続き
今回応募した作品は前日譚なので本編を仕上げる。上手くかけたらこれを来年応募しても良いかも。
・エッセイ漫画
練習も兼ねてエッセイ漫画の執筆。二人目妊娠中〜出産が大変だったのでその辺を描きたい。
・エロ漫画
エロ漫画、というか艶のある話が描きたい。エロは絵の勉強になるというし何よりエロ漫画大好きなので描きたい。
・pixivファンボックス
ファンボックスで上記にあげた漫画のどれかを連載したい。支援者限定ではなく誰でも読めるようにして、読んで応援しても良いよという方に支援して頂きたい。そのお金でクリスタをexにしたい。今回、クリスタProでの作業はかなり大変だったので…
以上。
来年も頑張ります。