※一部フェイク、記憶の曖昧なところ有り。描いた漫画の設定を語りつつ、ほぼ思い出語りです
超短編漫画を描きました。
ホラー風味です。
「隣人」
— 🍼🍼🍼 (@h_rana_d_ketsu) 2021年8月21日
ホラーのつもりです。本当はお盆にアップする予定でした。だいちこく!#創作漫画 #漫画が読めるハッシュタグ #ホラー漫画 pic.twitter.com/6OWA5y0kR5
漫画に出てくるのは京王線高幡不動駅とそこから歩いて15分ほどの高台にある高幡台団地です。幼少期から大学卒業するまで住んでいました。今では両親も母の実家である栃木に越してしまい、もう団地には私の実家はありません。
高幡不動に行ったことのある方なら分かると思いますが漫画に出てくる駅舎は改修前の古い駅舎です。今はもう立派な駅ビルになってますね。隣の京王ストアーも立派になっちゃいましたね。
ちなみにうちの父は、改修中の駅の階段が狭すぎてすっ転んで頭を打ち救急車騒動になったことがあります。父は怪我したことよりも2ちゃんねるの町BBSに「じーさんが駅で頭から血流してたwww」と書き込みされたことにショックを受けておりました(当時父は50代)。怪我は大したことなくすぐに治りました。今も元気です。
何故、古い方の駅舎を描いたのかというと、単純に古い方がホラー漫画の導入として適しているかなと思ったからです。現在の駅舎は明るく、清潔すぎて、そこに怪異など入り込む余地がないと思うからです。昔の駅舎には薄暗くてじめじめした不気味さがあったように思います。(教科書に載っていた「子供のいる駅」という話を思い出します)
隣の京王ストアーにもそんなイメージがあります。幼少期、母が寝込むことが多かった為、よく父と一階のフードコートにラーメンを食べに行きました。フードコートと言っても最近のイオンとかにある綺麗なやつではなく昭和っぽい、中華そばとか麺類と、自販機があるだけの食堂だったと記憶しています。
フードコートと生鮮食品売り場が繋がっていて、出てすぐ鮮魚売り場なのでフードコートを思い出そうとすると、同時に魚の生臭さを思い出します。
フードコートは閑散としていて、やけに明るい蛍光灯で照らされていました。いつも自分たち親子以外にもう1組だけ親子がいて、この親子はフードコートに行くと絶対にいました。
向こうの親子は母親と息子なんですが息子には軽度の知的障害があったように思います。母親はガリガリに痩せており、皺だらけで黒ずんだ顔にギョロギョロとした目をしていました。長い黒髪はボサボサでミニスカートから生えた鶏ガラみたいな脚が強く印象に残っています。彼女はいつも息子を怒鳴りつけて乱暴に接していました。彼らが食事をしていたかは覚えていませんがいつも居ました。
私と父は気まずい思いをしながら無言でラーメンを啜り、食べ終えるとさっさと出て行き、上の階のゲームセンターか啓文堂に行ってから帰るというのがいつものパターンでした(たまに駅の向かいのサーティーワンでアイスを食べる)。父とは他にもよく、府中競馬場へ行って豚汁を食べたり、当時まだマニアックな電気街でしかなかった秋葉原に行って、PCショップを連れ回されたりした思い出があるのですが、その辺の思い出はいつか実録漫画にしたいです。
ちなみに寝込みがちだったうちの母ですが、私が小学校の頃に同じ団地内の別棟に引っ越しをしてから元気になり、働けるまでに回復し、今では私の子育てをフォローしてくれるほどシャキッとしています。今思うと隣人トラブル的なものに悩まされてたせいだと思います…
そのトラブルがあった団地が高幡台団地なんですが、ここもある事件をきっかけに整理されるまでは陰鬱な印象の色濃い団地でした。団地については後編で語りたいと思います。